令和03年1月24日(日)にCIT代表の湯田先生による「股関節疾患症保存例に対する臨床応用」というテーマでZOOMによるオンラインセミナーが行われました。
湯田先生は実技による受講生との感覚の共有をとても大事にされている先生であり、オンラインセミナーで受講生の皆様にちゃんと伝えたいことが伝わるのか不安をされていました。
内容は股関節の基礎的な構造はもちろんですが、病気別分類により進行による介入の目的や好発部位の話からスタートし、医師とは違うセラピストとして見なければいけない視点として湯田先生が考えられる概念図をもとにファンクショナルな部分に焦点を当てられていました。そこから股関節疾患の病態理解を深め、介入手順を股関節周囲にみられる脊柱疾患や仙腸関節由来の疼痛疾患などと鑑別をしながらすすめていく評価をすすめていきました。その後、股関節の評価とともに理学療法の実際として画面越しに簡単な実技も行いながらご講義頂きました。新たな知見も多く取り込まれており、講義後は受講生より多くの質問を頂き、湯田先生には丁寧に一つ一つお答えいただきました。
質問のやりとりの中では進行性の疾患である難しさや保存と手術とどちらがいいのかというような受講生の皆様が真剣に患者様と向き合っていなければ出ないような質問が多く出ていました。予定時間を超過してしまいましたがとても満足度の高いセミナーになったと思います。
今回はコロナ禍という中でオンラインセミナーという形で行われましたが、今度は、また皆様と対面して湯田先生の実技中心の講習会でお会いできるのを楽しみにしております。
今後とも弊団体を宜しくお願い致します。