講師:国際医療福祉大学教授 山本 澄子先生
今回、国際医療福祉大学の山本澄子先生をお迎えし、基礎バイオメカニクスに基づく歩行分析~脳卒中片麻痺患者の歩行と装具の役割というテーマで講義を行っていただきました。会場は約60名の受講生にご参加いただき、バイオメカニクスの基礎から片麻痺患者の歩行について熱心にご講義いただきました。
講習会は午前中に基礎バイオメカニクスの話をしていただきました。
冒頭は歩行のロッカー機能や重心、床反力などの歩行の力学から始まり、3次元動作解析装置の解析データを用いて健常歩行を紐解いていただきました。健常歩行は伸筋と屈筋が頻回に活動を切り替え、遠心性収縮の筋活動を用いて、重心の上下移動を利用しながら効率的に歩行をしているということでした。
午後は、脳卒中片麻痺患者の歩行と装具の役割についてご講義いただきました。
内容は海外の研究事情や先週のリハ医学会で山本先生ご自身が発表された最新の研究内容などをご紹介していだきました。
そして、脳卒中片麻痺患者の歩行の特徴と短下肢装具の役割について動画を用いて分かりやすく解説していただき、それを基に臨床でよく用いるGait Solutionの機能について具体的にご講義いただきました。
講義は基礎から最新の研究まで幅広く、初学者からベテランまで非常に勉強になるものだったと思います。
また、山本先生から積極的に受講生に質問を促していただき、会場から活発な質問が多くあり、熱い講義になりました。
受講生の皆様には満足していただける内容であったではないかと思いました。
今回、メール連絡やスタッフ対応に不備があったことをこの場をお借りして謝罪させていただきます。
アンケートでは皆様の率直なご意見をいただき大変ありがたく思っております。
今後も皆様からいただいたご意見を下に講習会の企画・運営を行って参ります。
これからもより良い講習会をご提供できるようスッタフ一同、精進してまいります。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。