level2.臨床応用への糸口
~歩行におけるhip joint strategy~
8/26に湯田先生の「Master the HIP JOINT」コース2日目が開催されました。
2日目は、level2.臨床応用への糸口~歩行におけるHip joint strategy~というタイトルで行われました。午前中は座学を中心に講義が行われ、歩行を効率よく歩くためのエネルギー保存の法則から歩行時の下肢の役割と股関節機能について、体幹を直立位に保つことの立脚初期・立脚後期における重要性、IC~LRでのCOGの受け入れに必要な股関節外転筋の順次性、立脚初期~中期での下腿の安定化の重要性、CKC下でのハムストリングスの役割、立脚中期~後期での直列弾性要素やトレイリングポジションの構築など歩行時評価・介入POINTを学びました。
午後は実技を中心にトレイリングポジションの構築や上行性運動連鎖・下行運動連鎖の中で足部のリンク機構の重要性や大臀筋の弛緩性低下の要因として仙腸関節を介して多裂筋の評価や股関節の安定化などを学びました。歩行を診ていく時のPOINTが数多くあり、次の日からきっと皆さまの患者さんへの歩行の診方が変わったのではないかと思います。20名限定で行われているこのコース2日目は受講生の皆様も少しずつ打ち解け、本日1日を通して講義の途中途中で質問が飛び交い、学校の授業のようなアットホームな感じがあり、チーム感が一層増したような印象を受けました。また、終了時間が1時間半も延長するほど熱くあっという間な一日となったと思います。
2日目が終了して残り2日間となりますが、毎回、学んだことを臨床で実際に生かして頂き、上手くいったこと、上手くいかなかったことを教えて頂き、みんなで共有して、より良いクリニカルイノベーションチームになっていければと思っています。次回は講習会後に、そのような場をもてるよう企画しておりますので、皆様のご参加をお待ちしております。
また、次回9月16日は今回と同じの水道橋(内海ビル)となりますので、ご参加される先生方におかれましてはお間違いのないようお気をつけください。また、ブラッシュアップされた皆様とお会いできるのを楽しみにしています。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
新村竜洋
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