C.I.T Japan(シーアイティージャパン) セラピストのためのクリニカルイノベーションチーム
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終了記事2018/09/21

【Master the HIP JOINT4回コース】3日目終了


level3.臨床応用編vol1.
~股関節疾患保存例に対する臨床応用~

9/16に湯田先生の「Master the HIP JOINT」コース3日目が開催されました。
3日目は「臨床応用編Vol1.~股関節疾患保存例に対する臨床応用~」というタイトルで行われました。
今回より臨床応用編が始まりました。湯田先生は数年前より変形性股関節症の進行度の期分けされている中で変形性股関節症の概念図を考えられており、セラピストとしてどこにどういう目的で股関節疾患保存例に介入していくのかということを明確にされてきました。本日は、その概念の中で講義が進められました。

本日の始まりは前回の復習もしながら、受講された先生方が実際にアプローチしてみてどのような変化が起きたか臨床を共有しました。先生方の中には「変化が出た」という方もいれば、「出ない方もいた」という方もいて、ほかには「前回講習会後に、講習会中は理解したつもりで帰ったけど、わからなかった。」というようなお言葉を頂きました。3日目にもなるとチーム感が増しており、臨床で実際に行ってみた患者さんの反応や前回で落とし込めなかったことを共有し、再学習できる環境(チーム)がすごくいいなと個人的に思いました。

午前中は股関節の解剖をベースに変形性股関節症に対する理学療法の戦略として過活動の原因解明を行っていきました。
改めて、股関節の解剖を学ぶうちに関節唇、関節臼窩、靭帯、脂肪体など一つ一つに意味があることを再確認し、きっと受講生の皆様も股関節のことがもっと好きになったことと思います。
過活動の原因解明の中でLPPや股関節の不安定感や抵抗感を実技にて湯田先生と共にアシスタントとして金先生、中ノ瀬先生も受講生一人一人に対して感覚を共有していきました。
午後は午前中に抵抗感や不安定感を感じたものをどこが問題点なのかをコアシステム、股関節システムを評価しつつ介入方法を実技中心に学んでいきました。
Head Position、腹横筋の収縮、膝関節・股関節協調性テスト、股関節の安定化、Joint Play、梨状筋への介入などを湯田先生のデモンストレーションを交えながら、午前中同様に受講生一人一人と一緒に行い、アプローチ前後の変化にびっくりされる受講生も多くいらっしゃいました。

受講生にとって、「気付き」の多い一日になったかと思います。3日目が終了して残り1日となりますが、また、最終日までに臨床現場で実際に生かして、どんな反応があったのか、新たに疑問になったことなどを共有し、最終日には疑問を残さず、Master the HIP JOINTコース終了後には股関節疾患に対して自信を持って臨めるようになって頂ければ嬉しいです。
また、懇親会に参加された先生方はお疲れ様でした。一緒に楽しい時間を過ごさせていただきました。最終日にも懇親会を開催しますが、その際は是非、全員参加して頂けたら幸いです。皆様のご参加お待ちしております。

次回10月27日(土)は、会場が1日目に行いました東京衛生学園となりますので、参加される先生方におかれましてはくれぐれもお間違いのないようお気をつけください。また、皆様とお会いできるのを楽しみにしております。引き続き、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

新村竜洋

タグ : CIT Master the HIP JOINT PT 湯田健二
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