11/10に湯田先生の「臨床に繋げるための股関節セミナー〜股関節構造特性とHip joint strategy〜」が開催されました。
今年で第3回目となる福岡講演では、今までとは違う切り口で、歩行をテーマとして、股関節の構造特性を理解し、各動作における股関節の役割と、多関節との関わりをより明確にし、根拠ある臨床推論が展開できる事を目的としたセミナーとなりました。
まず、歩行を効率よく歩くためのエネルギー保存の法則と、歩行時の下肢の役割と股関節機能について、体幹を直立位に保つことの立脚初期・立脚後期における重要性、IC~LRでのCOGの受け入れに必要な股関節外転筋の順次性について学びました。
さらに股関節外転筋の順次性を構築するためにやるべきこと、軸回旋の構造特性の理解、動きと安定性の獲得、大殿筋の弛緩性低下への対応方法、そして、下肢降り出しの力源構築について実技を交えご講義頂きました。
様々な経験年数の先生が参加され、共に推論を立てながら、評価、介入し、共に考え、変化を共有でき、気づきの多い一日となったのではないでしょうか。
私自身、初めてアシスタントとして参加させて頂き、沢山の受講生の方と関わる事ができ充実した日となりました。まだまだ他スタッフの力量に及びませんが、また参加された先生方と一緒に成長できればと思っております。
今回ご参加下さいました先生方、そして福岡講演をするにあたりご協力頂きました方々、この場をかりお礼申し上げます。誠にありがとうございました。
来年は、さらに進化したCITセミナーなるようスタッフ一同精進してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。