11月24日、昨年に引き続き、ウィメンズヘルスの第一人者でもある、フィジオセンターの田舎中真由美先生をお招きし、『骨盤底部機能不全に対する評価とコアスタビリティトレーニング』についてご講義いただきました。
今回は、骨盤底筋群の機能解剖や役割を学んだうえで、骨盤底部の触診・評価方法、それに対するアプローチ方法を実技を交えて学習しました。
骨盤底部の機能解剖の理解や触診は細かく苦戦しましたが、ゆっくりと時間をかけてご講義いただきました。骨盤底部の機能評価は会陰腱中心を同定し、呼吸に合わせどのように動いているのかの確認や、骨盤や胸郭のアライメント評価、そこに付随する筋肉の触診を行い、姿勢・動作から機能不全の評価をしました。
骨盤底部の機能不全は産前産後や術後に限らず、普段の不良姿勢・動作からも起こることがあり、受講した先生の中でも骨盤底部の機能不全を起こしている先生もいらっしゃり、自身の身体についても新たな発見がありました。
その評価をした上で、機能的なアプローチ方法や生活指導方法を紹介していただきました。明日からの臨床でも実践できるわかりやすい内容でした。
講習会の最後に、本日のまとめとして、今回初めての試みとなる症例検討を行いました。
田舎中先生が普段関わっている産後の症例を4症例用意していただき、実際にどのような評価が必要であるかをグループごとに話し合いました。
普段の臨床で産後のリハビリに関わらない先生も多くいましたが、経験年数や職域が違う先生方と活発な話し合いができ、発表をしたことで、本日の講義内容のアウトプットをすることができました。
参加された先生方からは、実際に症例を通して考えられたことで、より深い理解ができた、との好反応のご意見を多くいただき、より実践的な、臨床に繋げられる講習会となりました。
また、今回、CITスタッフはアシスタントとしても講習会に関わらせていただき、大変勉強になる機会をいただきました。田舎中先生には改めて御礼を申し上げます。
今後もC.I.Tではさまざまな講習会を企画・開催していきますので、ご参加の程、何卒宜しくお願い申し上げます。