C.I.T Japan(シーアイティージャパン) セラピストのためのクリニカルイノベーションチーム
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終了記事2023/12/29

内田 学 先生 実技セミナー
『 姿勢から介入する摂食嚥下のリハビリテーション ~バーキンソン病患者に対するトータルアプローチ~』


2023/11/5(日) C.I.T セミナー

『 姿勢から介入する摂食嚥下のリハビリテーション ~バーキンソン病患者に対するトータルアプローチ~』

講師:内田 学先生(東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 准教授)

 

11月5日にCIT実技セミナー、内田学先生による『姿勢から介入する摂食嚥
下のリハビリテーション 〜パーキンソン病患者に対するトータルアプローチ』
が行われました。

パーキンソン病患者に高い割合で出現する摂食嚥下障害に対して、どのような評価や介入をするのか、多職種連携の重要性についてご講義頂きました。

パーキンソン病特有の無動,筋強剛,姿勢反射障害等のあらゆる症状がADLに支障をきたし、進行とともに付随して摂食嚥下障害が起きます。

パーキンソン病の死因の6割は摂食嚥下、栄養に関わる要因と言われているにも関わらず、パーキンソン症状に対するリハビリテーションを主に行っているのが現状で、今後はリハビリテーション専門職が摂食嚥下障害をoutcomeにした職種別の役割を明確に示す必要があるとお話しされていた内田先生。
パーキンソン病の状態を理解し、患者様の状態を多職種で共有し、身体の土台作りはPT、上肢機能はOT、食に対する顔面口腔は ST、内服、環境設定は看護師、他介護職員というようなチームができることが大切と。
必要のない誤嚥や窒息を予防でき、苦しい最後を迎えるのではなく、食べる楽しさを最後まで全うできるよう患者様により良いリハビリテーションを提供したいと思いました。

オンラインセミナーとは違い、積極的な質問や意見があり、実技では1人ひとり先生に指導して頂きとても有意義な時間となりました。
内田先生、ご参加頂いた受講生の皆様、誠にありがとうございました。

C.I.Tでは今後も魅力的な講習会を企画していきます。
皆様のご参加をスタッフ一同、心よりお待ちしております。今後とも弊団体をよろしくお願い申し上げます。

 

理学療法士 伊波


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