C.I.T Japan(シーアイティージャパン) セラピストのためのクリニカルイノベーションチーム
セラピスト セミナー紹介

症例で学ぶ脳卒中のリハ戦略~姿勢と歩行~


症例で学ぶ脳卒中のリハ戦略~姿勢と歩行~

講義概要 皮質脊髄路の障害によって随意運動の障害がおこる。将来的にも下肢の随意性がみられないような重度運動麻痺を伴う患者の歩行練習が実質的になされないことがある。歩行では随意的だけではなく自動的機構によって制御されている側面も多い。大脳に含まれる制御に加えて、脊髄に存在するといわれるcentral pattern generator(CPG)をはじめとして脳幹・小脳より下位にあるシステムのフィードバックによる制御も歩行に重要である。特に後脊髄小脳路や前脊髄小脳路を介した非陳述性の感覚情報は小脳を介して歩行を含むautomaticな姿勢制御に重要な働きを成す。
また、予測的姿勢制御にかかわる橋網様体脊髄路は背側運動前野・補足運動野から発する皮質橋網様体路の影響を受ける。また小脳によるフィードフォワード制御に関わる小脳ネットワークは同じく運動前野・補足運動野から皮質橋網様体路と並んで下降し、内包に向かう。そこから皮質網様体路は後脚方向へ、小脳に向かう皮質橋路は前脚をそのまま下降する。小脳から上行してきた線維は、皮質脊髄路に密着するように視床外側腹側核から運動野に向かう。これらの解剖学的特徴は内包より上部で障害されて運動麻痺が起これば、橋網様体脊髄路と小脳系運動ループの機能障害も同時に起こる可能性が高いことを示している。橋網様体脊髄路の股関節・体幹の伸展を中心とした姿勢制御は同側性に行われている。
これらの問題に加えて視床背側核群および視床中間腹側核と頭頂葉楔前部の姿勢定位に関わる制御系が問題をもつと歩行獲得に難渋することになるが、それは生活期においても大きな問題になる。どの時期においても歩行や姿勢の成り立ちを理解して姿勢および歩行障害に向き合う必要がある。
講師 吉尾雅春 先生
千里リハビリテーション病院 副院長
開催日時 2020年3月7日(土)
開演 10:00~16:00(受付開始9:00~)
会場 八洲学園大学
http://www.yashima.ac.jp/univ/information/access.php

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対象 理学療法士(PT)・作業療法士(ST)・言語聴覚士(OT)・看護師・その他
参加費用 会員:9,800円
非会員:12,000円
定員数 座学50名(最大)

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