●1日目:「身体機能向上の為の脊柱の視点と考察」
私達は絶えず、動いています。まさに「動くモノ」=「動物」です。
絶えず動く、この動きが効率良く、疲れにくく、持続できる為には、様々な要因が複雑に絡み合っています。このセミナーでは、そんな要因の一部でもある「脊柱」を通して、身体機能向上の為に必要な新たな方向性と捉え方も含め、評価、アプローチを提案させて頂きます。
●2日目:動作から見た下肢機能と股関節戦略~股関節の構造特性と複合的な動きを理解する~
股関節は身体の中心に位置し、下肢帯と下肢を連結する機能的にも非常に重要な関節であり、それがゆえに様々な局面の中で可動性・安定性・協調性が要求される関節です。
臨床を展開する上で局所と全身を相互的に捕らえることはとても重要でありますが、局所の関節構造を理解していなくては、全身への波及を考えることは出来ません。基本的な構造特性を知り、動作における役割が明確になることで、臨床展開は大きく変化します。本セミナーは、バイオメカニクスの視点から、立ち上がり動作における股関節の役割を紐解き、動作遂行に必要な股関節機能を、その構造特性から引き出すことから始めます。
また股関節の構造特性を理解し、各動作における股関節の役割と多関節との関りを明確にすることで、参加者の方々の臨床における感覚が変化し、根拠ある臨床推論が展開出来るようになることを目的とします。
主な内容
1.立ち上がりにおけるHip joint strategy
2.複合的な股関節屈曲運動
3.股関節構造特性 ~適合曲面とルーズパックポジション~ |